友人のお誘いで那須湯本温泉の民宿で湯治をしてきました。
鈍行を使って、池袋から黒磯まで3時間弱で3080円。そこからバスで那須湯本温泉へ、30分950円。一人旅なら移動で飽きるけど、友人とあれこれ話しながらだと楽しく時間が過ぎた。
黒磯駅前のそば処丸山さんにて割子そばをいただきました。
そういえば黒磯って通り過ぎることばかりで降りたことがなかった。
黒磯駅のマスコットのひとり、いそきち。九尾の狐モチーフなのは殺生石からでしょうね。
民宿での美味しい食事と、「鹿の湯」と同じ源泉の公衆浴場で疲れを癒やしてきました。
鹿の湯オススメです。ロゴもかわいい。
www.shikanoyu.jp
湯治は二泊はしたいですね。一泊二日だと移動疲れのほうが大きい。
できれば三泊して中二日あると、地元のカフェや外食も楽しめるし那須山登山もできたかもしれない。
カフェMADOKAさんのホットサンドも美味しかったです。
今回は殺生石は見に行かなかったので、かわりに手ぬぐいやポスターだけ写真に撮ってきた。
殺生石は見に行かなかったというか、友人に「狐に魅入られすぎだ」と止められました。そうかも。
帰る前に那須温泉神社の霊水を汲ませていただいてきました。これで淹れたコーヒーが美味しく、するすると入って身体にじんわりと吸収されるようでした。
今後の自分の登山のありかた
温泉神社の階段を登っているときに友人に「歩くのが早い」といったことを言われ、気をつけてみるとたしかに慌ただしくて落ち着かない足運びになっていた。登山のときのような地面に体重を乗せきらずにさっさっと進むような軽い足取りのつもりだったが、それは神社の境内を歩くにはふさわしくない歩き方だった。
門と鳥居の前、また階段途中の踊り場でも一礼をする。階段は一段一段丁寧に登る。神前で二礼二拍手一礼したあとも、また礼を欠かさず丁寧に降りる。
そうして参拝したあと、ふと今後の山登りのことも考えた。
少し前から、里宮神社からスタートして山頂の本宮・奥宮神社まで歩くことに興味が強くなっており、いろいろな山で参拝登山ができるところに行ってみたくなっていた。コロナ中には蔵王古道を歩き、白石蔵王側の里宮から蔵王山山頂の奥宮神社まで登ってみたが、良い経験ができた。昔の人はこの道を通って山頂までお参りに行っていたのかと思いを馳せると感慨深かった。
zaokodo.com
近場で言えば、秩父の武甲山にも里宮がある。以前に横瀬を歩いてたときにたまたま知ったのだが、里宮と近くの道路に鳥居の跡もあるのだ。こちらはまだ里宮から本宮まで歩いていないので、そのうち行ってみたい。
www.chichibu-omotenashi.com
多峯主山の御嶽八幡神社も、麓に御嶽八幡神社があるらしい。歴史がちょっと特殊らしいので、今度行ってみよう。
日和田山も神社がある。子の権現もあるし(こっちは神社じゃなくてお寺(天台宗天龍寺)だけど)、近場の参拝登山に困ることはなさそうだ。
・・・と、那須温泉神社参拝のあとから、特に神社のある山へ参拝のために登りたい、という気持ちが一段と強くなった。今後はせかせか登るのではなく、参拝するつもりで登るのが自分の登山になるだろう。
神棚の榊
榊を取り替えても、向かって右のほうだけが早くしおれてしまうのが気になっていた。
どうやら右枯れと言うらしく、そういうものらしい。検索していくつか記事を読んでみると、向かって右は氏神様を祀っており、家のけがれを祓ってくれるため先にしおれてしまうのだそうだ。スピリチュアルだと言われそうだが、実際に目の当たりにするとおもしろい。
日当りの差だとか風の流れの違いだとかで右枯れを現代科学的に説明づけることも可能かもしれない。が、あえてそんな説明付けなくていいなと思った。